効率が悪く、また、長時間使用するものに用いられず、負荷の変化により速度が変化する欠点がある。
(4)二次励磁制御
巻線形誘導電動機の二次抵抗制御法は低速度になるほど速度変動率が大きく、かつ、二次損失が大きくなるため効率が悪くなる。この欠点を補うため二次抵抗の代りに外部から二次電圧と平衡する電圧を与え、その大きさ、位相等を変化させて速度制御を行う方法である。
この方式は巻線形回転子に対してスリップリングを通じて行われるが電動機速度を同期速度の上下に相当広い範囲に制御できる。
(5)可飽和リアクトルによる速度制御
誘導電動機の一次側又は二次側に可飽和リアクトル、変圧器、可飽和変圧器を特殊な組合せで接続し、それぞれのリアクタンスを関連的に変化させて電動機のトルクを制御し速度を変化させる方法である。
2・4・7 三相誘導電動機の単相運転防止
図4・13 三相誘導電動機の単相励磁時のトルク特性
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